ツール・ド・フランス レポート:トレック:2005.7.2-7.24

ランス・アームストロング7連覇の軌跡

レースレポート

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7月24日(日)
第21ステージ(コルベイユ・エッソンヌ〜パリ)

平たんステージ:144.5km  [ コースプロフィール ]

ランス・アームストロング、ツールの歴史に深く刻まれる偉業、個人総合7連覇達成。

第92回ツール・ド・フランス第21ステージは、パリまで恒例のパレード走行。ランス・アームストロングの引退ステージでもあり、本格的なレースが始まるパリまでの間、なごやかな雰囲気となった。
数々の偉業を成し遂げてきたランスに次々と握手を求めにやってくる選手たち。そして自らチームカーの隊列まで下がり、各チームのスタッフに最後のあいさつをする。さらに、オートバイで取材するプレスたちからも握手を求められる彼は、本当に多くのレース関係者に認められながら引退することになったのだと感じさせられる。
96年にがんを発症し、苦しい闘病生活に耐え98年に復活した彼は、ツール・ド・フランスで通算25勝(チームTT含む)、99年から7年連続で個人総合優勝を果たし、多くの人々に勇気と感動を与え続けてきた。

現時点での4賞
(総合): Lance Armstrong (DSC) (得点): Tohr Husfovt (C.A)
(山岳): Mickael Rasmussen (RAB) □(新人): Yaroslav Popovych (DSC)
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ランス
フォトギャラリー:ステージ全ステージ

いつまでもツールのファン

ランスが初めてマイヨ・ジョーヌに袖を通したのは、99年7月3日。プロローグのタイムトライアルを制した時のことだ。以来、プロ選手生活の半分の期間をマイヨ・ジョーヌとともに過ごしてきたことになる。
「選手生活をこの偉大なスポーツの表彰台で終えられることは、パーフェクトだった。僕はこれからもツール・ド・フランスのファンであり続けるだろう。」と語った。

長く厳しい3週間を過ごしてきた155人の選手たちは、パリに入るまでの区間穏やかな表情でパレードする。ディスカバリーチャンネルは、ランスの7連覇を祝う右肩がイエローの特別仕様ジャージを着用している。ランスのバイクも特別仕様で、ヘッドチューブに「7」の文字。通常なら「TREK」のロゴが並ぶ定位置をこの日ばかりは明け渡した格好だ。

リスキーなパリ周回

マイヨ・ジョーヌを擁するチームがパリまで大集団を導く「習わし」に従い、ディスカバリーチャンネルはタイム計測がストップする1周回を終えると、危険回避のため後方へ下がっていく。この時点でランスの7連覇は達成された。しかし、走りにくい石畳のシャンゼリゼ、しかも路面は雨で濡れている。着順を確定させるゴールラインまでチームは慎重にペダルを踏んだ。

ディスカバリーチャンネル

パンク、落車が相次ぐ緊張の最終ステージ、大集団は凱旋門前のヘアピンカーブを極端に減速して曲がっていく。しかし徐々に晴れ間が見えてきたパリの道が乾き始めると、状況は一変。大集団のスピードは上がり、栄誉あるシャンゼリゼゴールの一番乗りを夢見て、強烈なアタックが繰り返された。
周回コースのシャンゼリゼは、スプリンターの祭典となることが多いなか、今年のツールは違っていた。ラスト1周でB・マクギー(FDJ)が目の覚めるようなアタックで飛び出すと、これを追うのはスプリンターではなく、ビノクロフ。じりじりと距離を縮め、マクギーの番手にぴったりと貼り付く。最後はまさにスプリンターばりの加速力で今ツール2勝目を挙げてしまった。

総合タイム86時間15分2秒。ランス・アームストロングは7連覇を果たしたと同時に、14年間のプロ選手生活を終えた。
個人総合上位の表彰台で彼は、バッソを「ツールの将来」と褒め、ウルリッヒをタフなライバルだったと改めて認めた。そしてこれからは、君たちの番だと。

ツールに多くのことを学び、ランスに勇気づけられた。
だからきっと私たちは、彼が引退した後もそれが続く限り、ツール・ド・フランスのファンであり続けるに違いない。VIVE LA TOUR !


レース結果・詳細
個人総合成績

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