
7月19日(火)
第16ステージ(ムーレン〜ポー)
山岳ステージ:180.5km [ コースプロフィール ][ レースレポート ]
調子がいい時のヒンカピーの口グセは、「ノーチェーン」だ。
トレーニング中、ヒンカピーがランスに聞く。
「何か様子が変なんだ」
「どうした?」
「足が良く回って、チェーンがないみたいに思える」
チェーンがなければ、引っかかりがないから足に全く負担を感じない。それほど調子がいい状態のことを略して「ノーチェーン」となったわけだ。
第15ステージの彼は、先頭集団に斥候(せっこう)として潜入し、後方で休んでいたのだから、足はあまり使わずに済んだ。しかし、山岳が得意な選手たちに打ち勝ったのは、あの日の彼が「ノーチェン」だったからかもしれない。
第16ステージは、ピレネーの最終日。まだ中央山塊での山岳ステージは残されているが、厳しい山岳ステージは今日が最後だ。オービスク峠を越え、ツールではお馴染みのポーの町にたどり着く。
休息日明けで、元気な逃げが発生すること間違いなし。そして今日もバッソやT-モバイル勢の攻撃は始まるのか。