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ランスのホイールに乗ろう
ガンから生還したランスは、ツールで総合優勝することを目的に肉体をシェイプ。宣言通りに1勝目をあげ、世界中に感動を呼んだ。
第16ステージ・ジュープラーヌ峠でランスはハンガーノックを起こし失速。誰もが息をのんだ瞬間だった。しかしその後体調を戻した彼は、第19ステージのタイムトライアルでも優勝。2位のウルリッヒに6分差で優勝。
第10ステージ、ランスの体調不良が伝えられていたが、これは戦略。ラルプデュエズの麓から猛アタックを決めたランスは、6分先のルークスを軽々と抜きステージ優勝。「まるでオートバイのようだった」と語ったルークスのコメントは有名。
絶対的にランスの4連覇を阻む者がいないとされた年。堅実に戦うステージが多かったものの、山岳ステージでのランス、エラス、ルビエラのコンビネーションが光った。ツール中、ランスは6連覇達成を公言した。
昨年はランスの不調が5連覇を厳しいものにした。しかし第15ステージ、それまで沈黙していたランスが爆走。途中観客の持っていたサコシュに引っかかり、落車するというハプニングもあったが、ステージ優勝。その後のステージを堅実に乗り切ったランスは、インデュラインに続く史上2人目の5連覇を成し遂げた。
厳しい戦いになるのではないかとの大方の予想を覆し、ステージ5勝を含む圧勝。この瞬間、ツール1世紀の歴史で誰も成し得なかった6連覇を達成した。勝利を確実に重ねるためには、チーム一丸となることが必要なのだと改めて感じさせてくれるほど、アシスト選手たちの活躍が目立った年でもあった。
ツールを最後に引退することを公表したランスは、プロ選手生活の総仕上げとして、昨年達成した前人未到の6連覇をさらに更新する7連覇を成し遂げた。ヒンカピー、サボルデッリがステージ優勝するなど、アシスト陣が集団を離れて活躍する。第20ステージの個人TTでは、圧倒的な強さでステージ優勝を飾り、その存在感を強烈に印象づけた。
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