第19ステージ
ブザンソン(55.0Km)
過去ツールの長距離TTでは、コンスタントに3位以内に位置するランス。プレゼント・クイズの問題(23:30終了)にもなっている今ステージの結果はいかに?
ランスの過去3年間の成績も併せて考えてみてはどうだろうか。ちなみに今日の天候は晴れ時々曇り。危険な個所がない限り、今ツールの総仕上げとして勝ちにくるはずだ。ランス・アームストロングの出走は、日本時間で23時38分。
6年間のすべてをかけたライディングで、ランス圧勝。
先に出走したUSポスタルのアシストたち−V・エキモフ、F・ランディス−が次々にベストタイムを叩き出すなか、ランス・アームストロングは16時38分出走した。その走りは、ラルプ・デュエズで見せたように最初から全開。第1計測ポイントで早くもJ・ウルリッヒ(TMO)の叩き出したベストタイムを43秒も上回る。「安全に走ることを心がけた」にも関わらず、その後も次々と記録を塗り替え、ラルプ・デュエズと同じく、ウルリッヒに1分1秒差で区間6勝目を挙げた。各区間でベストタイム
1世紀の間、誰も成し得なかった「6年連続個人総合優勝」がツールの歴史に刻まれようとしている。しかもその歴史を塗り替えるのが自分であることの幸せ、そして重圧。複雑な思いがランスのなかで渦巻いている。
6連覇の総まとめをするに相応しい戦いが、個人タイムトライアルだった。

9分前に出走したウルリッヒが、予想通り18キロ地点の第1計測ポイントでベストタイム−23分30秒を叩き出す。しかし、ランスはその記録を43秒も塗り替えてしまう。回転数は110回転弱/分。彼独特の高ケイデンス・ライディングだ。
ウルリッヒも次々とベストタイムを記録。しかしランスは35キロ地点で−3秒、40キロ地点で−5秒、47.5キロ地点でも−3秒と少しずつタイムを更新。すべての区間でベストタイムを塗り替えてしまった。
最終的には、ラルプ・デュエズと全く同じウルリッヒと1分1秒差でゴール。第1計測ポイントで大きな「差を確認した後は、どんな危険も回避するように走った」という彼の記録は、ここ数年で最も難コースとされた今ステージで平均速度49.39キロ/時だった。
新人賞争い、熾烈な総合2位争い
今ツール14日もの間、マイヨ・ジョーヌ、マイヨ・ブランを守り通したT・ボエックラー(BLB)が遂に新人賞をV・カルペッツ(IBB)に奪われた。カルペッツは今ステージ8位に入るほどTTを得意としており、ボエックラーとの差は6分8秒。85位に終わったボエックラーは、昨日まで3位だったS・カザル(FDJ)より順位を下げてしまった。
また総合2位争いにも注目が集まった。
昨日まで2位I・バッソ(CSC)とA・クレーデン(TMO)の差はわずかに1分2秒。35キロ地点までバッソはクレーデンに31秒遅れだったが、後半伸び悩んだバッソに対し、ウルリッヒに迫るほどのタイムを記録し続けたクレーデンがバッソから総合2位の座を奪う結果となった。
| 順位 | レーサー | チーム | タイム |
|---|---|---|---|
| 1 | ARMSTRONG Lance | USP | 1h 06' 49" |
| 2 | ULLRICH Jan | TMO | + 01' 01" |
| 3 | KLODEN Andreas | TMO | + 01' 27" |
| 4 | LANDIS Floyd | USP | + 02' 25" |
| 5 | JULICH Bobby | CSC | + 02' 48" |
| 9 | RUBIERA Jose Luis | USP | + 03' 40" |
| 10 | AZEVEDO Jose | USP | + 03' 49" |
| 11 | HINCAPIE George | USP | + 03' 56" |
| 16 | EKIMOV Viatceslav | USP | + 04' 54" |
| 27 | NOVAL GONZALEZ Benjamin | USP | + 05' 58" |
| 49 | BELTRAN Manuel | USP | + 07' 26" |
| 67 | PADRNOS Pavel | USP | + 08' 29" |


