世界に中継され、約10億人が観戦するロードレースの最高峰。1903年に始まり、91回を迎える。前半と後半に設定されたアルプス、ピレネー山脈を含む3349キロをプロローグ+20ステージ(休息日も含め23日間)で駆け抜け、フランスをほぼ1周する。毎日の平均走行距離160キロ、高低差2600メートルの設定は「過酷」以外の何物でもない。しかも全行程を走り切らなければ、ゴールは許されないのだ。今年のツールを闘い抜くのはロードレース界の精鋭21チーム189選手。1人でも多くの選手がグランフィナーレの地、パリ・シャンゼリゼ通りで完走の栄光を勝ち取ってほしい。
| マイヨ・ジョーヌ マイヨ・ベール マイヨ・ブラン・アポワルージュ マイヨ・ブラン |
今年も昨年と同様22チームを予定していたが、ケルメの組織的なドーピング問題で伝統あるチームが不出場。結果21チームの参加となった。チームは9選手で構成される。
個人総合成績とは?
全ステージのタイムにボーナスタイムやペナルティを加算し、最も速い選手にマイヨ・ジョーヌが与えられる。マイヨ・ジョーヌを獲得するためには、最も差が出る厳しい山岳ステージを上位でゴールする実力がなければ難しい。
これまでのマイヨジョーヌ最多獲得者は?
ジャック・アンクティル(5勝)、エディ・メルクス(5勝)、ベルナール・イノー(5勝)、ミゲール・インデュライン(5勝)、ランス・アームストロング(5勝)。このなかで5連覇を果たしているのは、インデュラインとランスのみ。今ツールでランスは前人未到の6連覇に挑戦することになる。
マイヨ・ジョーヌはなぜ黄色?
マイヨ・ジョーヌが導入された1919年、主催社である「レキップ社」の新聞紙の色を採用した。1位の選手がわかりやすいようにといった配慮もあったようだ。
プロローグでマイヨ・ジョーヌを着用するのは?
昨年の個人総合優勝者。しかし、これはその選手の判断に委ねられる。一昨年のプロローグでランスはチームジャージを着用したが、昨年はエアロタイプのマイヨ・ジョーヌで臨んだ。
マイヨ・ジョーヌの選手が他の賞も獲得してしまったら?
マイヨ・ジョーヌはその選手が着用し、他の賞のジャージ(例えばマイヨ・ベール)は2位の選手が着用する。これまで最終結果で3賞を獲得してしまう「トリプル・クラウン」を達成したのはエディ・メルクス。
マイヨ・ジョーヌ獲得選手の国籍は?
フランス(36回)、ベルギー(18回)、イタリア(9回)、スペイン(8回)、アメリカ(8回)。アメリカの3回はグレッグ・レモン。最多記録を持つ開催国のフランスは85年にイノーが獲得して以来、マイヨ・ジョーヌ選手を輩出していない。
全行程の平均時速は?
こ数年の平均時速は40キロ/時前後。ちなみに1ステージの最高速記録は、色男マリオ・チポッリーニの50.355キロ/時。2位は現USPS監督のヨハン・ブリュイネール、49.417キロ/時。
これまでの選手記録を探すのは?
ツール公式サイトで1903年から現在までに至る全選手の記録が検索できます。選手名を検索する際は、ファミリー・ネームで。詳しくは下記サイトで。
