ツール・ド・フランス レポート:トレック

ツール・ド・フランス 2007ロンドン-パリ 7/7-7/29

レースレポート

7月11日(水曜日)
第4ステージ(ビエルコトレ〜ジョワニー:193Km、平たんステージ)
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フースホフト、04年以来の勝利で総合2位へ躍進。

ツール・ド・フランス第4ステージは、序盤に逃げ出した5選手が150キロもの逃げを記録。ゴール前8キロで大集団はこれを吸収し、最後はゴールスプリントでクレディアグリコールのT・フースホフトが04年以来の自身3度目となる勝利を上げ、総合順位でも前日の9位から2位に躍り出る結果となった。

リザルト

  • F・CANCELLARA (CSC)
  • S・AUGE (COF)
  • T・BOONEN (QSI)
  • V・GUSEV (DSC)
  • ステージ結果 総合成績

35キロ地点で逃げ出した5選手(J・フレチャ(RAB)、S・シャバネル(COF)、G・ベルドゥラ(EUS)、M・スプリック(BTL)、C・クネース(MRM))は、延々150キロを逃げ続けることになる。

ツール一行は、パリから90キロほど南東部に位置する中世の街、プロヴァンを過ぎていく。9本の街道が集まる交通の要所であるこの街は、6月に開催される中世祭で知られ、2千人の住民たちが中世のファッションに身を包み、街を闊歩するそうだ。
ツールは、大集団が延々と続く花畑を通過するシーンや、歴史的に意義深い数々の建築物が映し出されるのを観るだけでも価値がある。

プロヴァン観光局

144キロ地点に設定された、今日最後の山岳ポイント前、シャバネルが逃げ集団先頭を引いていた。しかし彼は、淡々とクランクを回すだけで、積極的にポイントを取りにいこうとはしなかった。それまでに7ポイントを獲得していた彼が1位通過すれば山岳賞を手中にできたというのに。しかしそれには理由があった。もしこのポイントを彼が獲得すれば、昨日懸命に逃げ、山岳賞を獲得したチームメイトのS・オジェから山岳賞を奪ってしまうことになるからだ。

CSCの牽引で、徐々に差を詰められていく逃げ集団。3つの4級山岳ポイント、3つのスプリントポイントをすべて奪取した彼らだったが、残り8キロ付近で遂に大集団に吸収される。

ジョワニーの街に入った集団は、スプリンターを抱えるチーム同士で激しい位置争いが始まった。混沌とする大集団前方では、T・ボーネン(QSI)、R・マキュアン(PRL)といった有力選手がなぜか次々と沈み込み、最後の争いに加われない。
残り300メートルを切って大集団先頭を引くのは、ニュージーランドのチャンピオン、J・ディーン(C.A)だ。彼は後ろにチームのエース、T・フースホフトを従えて歯を食いしばりながら思い切りペダルを踏みつける。
素晴らしいアシストに支えられ、飛び出したフースホフトはさらにスピードを上げ続ける。右から猛烈な勢いで差しに行ったR・ハンター(RSA)は僅差で破れ、全身を震わせながら悔しがった。フースホフトは、バイクの上で大きく伸び上がり、2004年以来となる自身3回目の勝利をアピールした。この結果、フースホフトはボーナスタイムを得て、前日の総合9位から2位へとジャンプアップした。

「世界1の牽引役さ!」とフースホフトが評したほど、ディーンのアシストは美しいゴールスプリントへとフースホフトを導いた。山岳賞をオジェに譲ったシャバネルといい、今日のステージは、チームメイト同士の素晴らしい関係が記憶に残るステージとなった。

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