トレック・ジャパンジロ・デ・イタリア レポート

今年のマリア・ローザは誰の手に、サマリー&レポート

6月3日(日)
ヴェストーネ〜ミラノ(185km:平たんステージ)
[ ルート詳細 ]   [ コース高低差図 ]

ペタッキ、ミラノゴールで圧倒的勝利。ディルーカ、総合優勝。

第90回ジロ・デ・イタリアは、ミラノへの185キロで全日程を終了した。最終第21ステージは、残り少なくなったスプリンターのなかで、圧倒的な勝利をおさめたA・ペタッキ(MRM)が5勝目をあげ、通算勝利を24に伸ばし、歴代6位となった。
マリア・ローザは、D・ディルーカ(LIQ)が初の受賞。グランツールでも初の総合優勝獲得だった。

気温23度、晴天となった最終ステージ。21日間の選手たちの健闘を称えているかのような青空が広がった。ミラノの周回コースまで大集団はゆったりとしたペースで進む。選手たちには、一様に長く厳しいレースを終えた安堵の表情が浮かぶ。

ミラノの周回コースに入ると、リクガイスはマリア・ローザを擁するチームとして、大集団をコントロールする。周回が4回を数えると、今大会を通じてアグレッシブな走りを見せてきたティンコフからイグナチエフが飛び出す。しばらくしてイリサール(EUS)、S・カミングス(DSC)がこれに続こうと試みるが、リクイガスが率いる大集団にすべて潰されてしまった。

残り2周でイグナチエフの逃げも吸収され、栄誉あるミラノゴールの区間優勝を狙って、スプリンターたちが名乗りを上げる。最終2キロで初めて作られた列車に乗り、ペタッキは他をまったく寄せ付けない余裕のスプリントで優勝。今大会5勝目をあげ、自らの復活に花を添えた。

「昨日、ディルーカがジロは美しいレースだと言ったが、本当にそうだと思う。昨年は(ケガで戦列を離れ)カウチでテレビを観るしかなかった。でも、今年はよく仕事をしたよ。」

表彰台にひらめくピンクの紙吹雪のなか、ディルーカは総合優勝のトロフィーを高々と持ち上げ、満面の笑みを浮かべた。表彰台の下でそれを見守るリクガイスのチームメイトたち。自分たちがアシストしたエースが頂点に立った喜びは、彼ら7人だけが味わえる特権だ。ディルーカの優勝を自分のことのように喜ぶ彼らの表情は、ロードレースがチームスポーツであることを象徴している。コングラトゥラツィオーニ(おめでとう)、ディルーカ。

3週間にわたるレポートにお付き合いいただき、ありがとうございました。ツール・ド・フランスでは、きっとディスカバリーの大活躍をご覧いただけると思います。これからも応援、よろしくお願いします。Forza(がんばれ)、 ディスカバリー!

 

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