6月1日(金)
トレヴィーゾ〜コマーノ・テルメ(179km:平たんステージ)
[ ルート詳細 ] [ コース高低差図 ]
終始激しい雨が降るステージとなった第19ステージ。悪天候にもかかわらずマリア・ローザ自らアタックを仕掛けるなど、細かな揺さぶりが続いた。中盤に出た逃げがようやく容認され、その中からさらにアタックをかけたI・マヨ(SDV)がジロ初V。この勝利は、彼にとって実に4年ぶりとなるグランツール区間優勝だ。
ステージ中ほどに設定された1級の山岳ポイント、フガッツェ峠前後で出たアタックは、L・ピエポリ(SDV)、D・ディルーカ(LIQ)、E・マッツォレーニ(AST)など、今大会を代表する蒼々たる面々。
その中からさらにマヨとA・ロサダ(GCE)が抜け出し、残された5人からS・ガルゼッリ(ASA)が追走を諦める。着々と歩を進める先頭2人は追走4人を寄せ付けず、2番目に設定された3級山岳ポイント・バッリーノ峠への上りにさしかかる。 徐々に先頭交代のペースが悪くなってきていたロサダを見切り、マヨはギャンブルに出る。後方に迫る4人との差はわずか40秒弱。残りの距離を考えれば、逃げ切りは微妙だが。
しかし今日のマヨは、本当に強かった。
「僕の勝利の中でも、とびきり美しいものだ。チームはいい感じだし、4勝目(サウニエルデュバルは、今大会4勝目)をあげられて良かったよ。」
ゴール前、何度も後ろを振り返り後続が来ていないことを確かめると、久しぶりの大勝利に舌を出し、はにかんだ表情に。体を震わせる大歓声をしっかりと受け止め、高々と両手を振り上げた。