トレック・ジャパンジロ・デ・イタリア レポート

今年のマリア・ローザは誰の手に、サマリー&レポート

5月31日(木)
ウディネ〜リエーゼ・ピオ・デーチモ(203km:平たんステージ)
[ ルート詳細 ]   [ コース高低差図 ]

ペタッキ、ロングスプリントで他を寄せ付けず、4勝目。

昨日のゾンコランとは正反対に、真っ平らのプロフィールとなった第18ステージ。序盤に出た7人の逃げからさらに4人が抜け出したが、ゴール前6キロでメイン集団はこれを吸収。最後は残り300メートルものロングスプリントをA・ペタッキ(MRM)が制し、今大会4勝目を飾った。ペタッキは、この勝利で通算勝利数を23に伸ばし、84年にマリア・ローザに輝いたこともある名選手、フランチェスコ・モゼールと並んだ。

厳しい山岳ステージの連続だったジロも残すところ4ステージ。平たんステージに解き放たれた選手たちは、序盤から激しいアタック合戦を繰り返す。3キロ地点でのM・ラスムッセン(RAB)のエスケープを皮切りに、数人が抜けては戻されるパターン。
ようやく逃げが決まったのは、35キロ地点。イグナチエフ(TCF)ら7人が徐々に距離を広げ始めた。

しかし、めまぐるしくアタックが繰り返されたため、レースの平均時速は最初の1時間で48.6キロ、次の1時間でも47.1キロとペースが早い。逃げ7人は、いつもの平たんステージのように大きな差を生むことができず、最大で2分25秒差と完全に大集団に泳がされている格好だ。

ゴールスプリントに備え、差を詰め始めた大集団。業を煮やしたM・ゴウロフ(AST)ら4選手が逃げ集団からさらに飛び出した。しかし残り6キロで大集団はこれをあっさり吸収。スプリンターたちがアシストに先導され、ゴールの街リエーゼ・ピオ・デーチモになだれ込んできた。

残り800メートルを残すばかりとなった左コーナーで、L・モンドリー(A2R)がスリップしチームメイトとともに落車。その混乱を切り抜けたペタッキが集団先頭を予想外に早く取ってしまう。しかし今さら番手を下げるわけにもいかず、そのまま独走。M・リチェッツェ(PAN)がこれに追いすがるが、ペタッキの前に出ることができない。結局、500メートルもの距離をそのまま走り切ったペタッキがトップでゴール。ポイントを160とし、ほぼマリア・チクラミーノを手中にした。

 

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