トレック・ジャパンジロ・デ・イタリア レポート

今年のマリア・ローザは誰の手に、サマリー&レポート

5月26日(土)
カントゥ〜ベルガモ(192km:山岳ステージ)
[ ルート詳細 ]   [ コース高低差図 ]

ガルゼッリ、今大会初V。ディルーカ、タイム差失う。

大挙11人の逃げが形成された第14ステージは、逃げを追うG・シモーニ(SDV)らと追走集団となったD・ディルーカ(LIQ)ら総合上位陣の激しい戦いとなった。結局、デイルーカ、D・クネゴ(LAM)、A・シュレク(CSC)らの追走集団は逃げ集団となったシモーニ、S・ガルゼッリ(ASA)、P・サボルデッリ(AST)などの集団を追い切れず、ディルーカは逃げ集団の選手に対して、ボーナスタイムを含め、約50秒のタイム差を失ってしまった。
区間優勝は、00年の覇者・ガルゼッリがゴールスプリントでシモーニを差し、今大会初優勝、自身5度目となる勝利を飾った。

11人の逃げ集団の中に、J・ルビエラの姿があった。2分48秒まで広がったタイム差も、追走するメイン集団がジリジリと詰め寄ってくる。マルコ峠に設定された第1山岳ポイントでは、1分57秒差。下りで飛び出したサボルデッリ、マッツォレーニのアスタナ組とこれを利用して加速したシモーニらは、ディルーカ集団との差を広げていく。

シモーニらの集団が逃げ集団に合流し、第2山岳でI・マヨ(SDV)が急加速すると、17人となっていた先頭集団は一気に分解。山岳スペシャリストのルビエラさえも沈んでしまった。
残るはベルガモまでの約40キロ。ベルガモは、サボルデッリの生まれ故郷。総合争いでは少し遅れをとっているが、何とかこのステージを獲って総合争いに再び名乗りを上げたい。同じ逃げに乗るシモーニ、ガルゼッリはデイルーカとのタイム差をいくらかでも広げたい。彼らの願いは一致し、完全なる協力体制が築かれている。
後方でリクイガス、ランプレの強者アシストたちが懸命にエースを牽引するが、総合上位陣が団結する逃げ集団には歯が立たない。2集団のタイム差は一定に保たれたまま、ベルガモの旧市街地へと決戦は持ち込まれた。

逃げ集団で最初に仕掛けたのは、シモーニだ。これまでに失ったタイム差を取り戻し、区間優勝、ボーナスタイムを一気に手に入れ、ディルーカに迫りたい。6%の坂道を一気に駆け上がり、後続を突き放す。
これに食い下がったのはガルゼッリ。2000年、パンターニを引き連れ総合優勝を果たした33歳の猛者は、残り20メートルでシモーニを抜き去り、今大会初めての栄光を手にした。

ディルーカを含む追走集団は、38秒遅れでゴール。ガルゼッリ、シモーニらにボーナスタイムを含め、1分近いタイム差を失う結果となった。

 

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