5月25日(金)
ビエッラ〜サントゥアリオ・ディ・オローパ(13km:山岳個人TT)
[ ルート詳細 ] [ コース高低差図 ]
第13ステージは、標高差700メートルを12.3キロで駆け上がる山岳個人タイムトライアル。総合上位陣が大きく崩れることはなく、ピンク色のTTスーツに身を包んだD・ディルーカ(LIQ)も3位にランクイン、マリア・ローザを守った。今ステージで優勝したM・ブルセギン(LAM)は、ディルーカとのタイム差を昨日までの1分3秒から55秒まで詰め寄った。
第11ステージ、ゴール付近での集団落車に巻き込まれ、深刻なダメージを負ってしまったY・ポポビッチは、本日のステージを出走せず。残念ながらジロをリタイアすることになってしまった。
万端の準備をしてジロに乗り込んだ彼だったが、1カ月後に迫るツール・ド・フランス他のレースに向け、ヒンカピー同様コンディションを整えるための措置だ。残念ではあるが、本人にとっても苦渋の決断であったはず。ツールでの彼らの活躍に期待しよう。
昨日のチマ・コッピを通過する山岳ステージに続くのは、山岳個人TTと個人総合を狙う者にとっては、さらに厳しいものになる。 前半に出たヴィスコンティ(QSI)のタイム、31分12秒がしばらく塗り替えられなかったが、総合上位の山岳スペシャリストたちが登場すると、次々と暫定1位が入れ替わった。なかでもTTのUSチャンピオンジャージをまとったD・ザブリスキー(CSC)は、スピードマンながら、山岳スペシャリスト、J・ペレスクアピオ(PAN)の記録を大きく塗り替える健闘を見せた。
いよいよ区間優勝が期待される上位陣が出走。連日活躍するL・ピエポリ(SDV)が中間計測ポイントでトップタイムを叩き出し、ザブリスキーの記録を18秒上回る29分14秒で暫定1位に。昨日まで総合2位に付けていたブルセギンは中間計測ポイントで5位通過だったものの、その後ペースを上げ続け、最終的にはピエポリの記録をわずか1秒ではあるが上回り、自身初となる区間勝利をあげた。
常にチームのために働き続けるアシストが、唯一自らのために戦うことができる個人TTであげた勝利。何年も憧れ続けたジロでの区間勝利をやっとつかむことができた彼は、表彰台でも喜びを全身で表していた。