トレック・ジャパンジロ・デ・イタリア レポート

今年のマリア・ローザは誰の手に、サマリー&レポート

5月24日(木)
スカレンゲ〜ブリアンソン(163km:山岳ステージ)
[ ルート詳細 ]   [ コース高低差図 ]

ディルーカ、シモーニに競り勝ち、区間2勝目、再びマリア・ローザに。

いよいよチマ・コッピ(今大会中、最も標高の高い山岳)の登場となった第12ステージ。最初のアニェッロ峠への上りでR・リッコ(SDV)、L・ピエポリ(SDV)が集団を完全に分解してしまうほどの引きを見せ、有力選手たちの中からさらにふるいにかけられた選手のみが残った。
最後は、序盤から冷静にレースを進めていたD・ディルーカ(LIQ)がアタック、チームのアシストを受け続けたシモーニも食らいつくが差しきれず。この結果、ディルーカは今大会2勝目、第2ステージで手離したマリア・ローザに返り咲いた。

14キロ地点で逃げ出したY・ルブランジェ(BTL)とC・リブロン(A2R)は、最大17分20秒もの差をつけるが、チマコッピのアニェッロ峠は標高2744メートル。厳しい峠を前にメイン集団ではリッコが猛烈な速度で牽引を始める。有力選手たちさえも、たまらず戦列を離れていってしまう。
メインの小集団に残ることができたのは、リッコ、ピエポリ、シモーニらのサウニエルデュバル勢、ディルーカ、D・クネゴ(LAM)、S・ガルゼッリ(ASA)、E・マッツォレーニ(AST)、A・シュレク(CSC)のみ。その後、リッコ、ピエポリが役目を果たし脱落する頃には、ガルゼッリの足も厳しくなってくる。

仏領に入った一行が向かうのは、ツール・ド・フランスでも度々登場するイゾアール峠、そしてゴールの街、ブリアンソンだ。 イゾアール峠でシモーニが数回揺さぶりをかけると、クネゴも厳しくなってきていることが露呈した。山岳ポイント手前でディルーカがアタックするが、下りで6選手は再び集団に。
淡々と残り距離を縮める彼らの間に、ピンと張りつめた空気が漂う。お互いの状況をうかがい、誰も抜け出せないよう牽制し続けている。

いよいよ最終局面のブリアンソン。ゴール手前1キロは、14%もの急坂だ。街なかの狭いコースでディルーカがアタックした。シモーニが急追するもわずかにおよばず、ディルーカの2勝目を許してしまった。

アニェッロ峠への上りで、サボルデッリなど他の有力選手とともに遅れてしまったポポビッチは、6分45秒遅れでのゴール。総合順位を19位まで下げてしまう。しかし、明日の山岳個人TTでの巻き返しを期待したい。
また、前半戦で2回の逃げを打ったヒンカピーも今朝出走せず、リタイアとなった。

 

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