トレック・ジャパンジロ・デ・イタリア レポート

今年のマリア・ローザは誰の手に、サマリー&レポート

5月22日(火)
リド・ディ・カマイオーレ〜サントゥアリオ・ノストラ・スィニョーラ・デッラ・グアルディア(250km:山岳ステージ)
[ ルート詳細 ]   [ コース高低差図 ]

山岳職人ピエポリ、最右翼ディルーカ抑え優勝。3賞動く。

前半のヤマ場となる第10ステージは、250キロの山頂ゴール。さらに、最後は14%という厳しい上りが待ちかまえており、多くの選手が苦しめられたステージとなった。
前半に発生した6人の逃げ、先日22名の逃げにも加わったヒンカピーも含まれる。最後の上りでリクイガスが加速させたメイン集団に飲み込まれ、さらに単独で飛び出したL・ピエポリ(SDV)がスペシャリストらしい快走を見せ、厳しいステージを制した。

70キロ地点で逃げ集団を形成したのは、ヒンカピーら6名。途中の3級山岳でF・バリアーニ(PAN)がペースを上げると、H・デュポン(A2R)、M・アルディラ(RAB)がたまらずちぎれる。ヒンカピーは上り口でパンクに見舞われるが、冷静に対処。開いてしまったギャップを徐々に詰め、先頭の3人に追いついた。

これらを追うメイン集団では、リクイガス、ランプレがペースアップ。序盤で最大5分あった差も、最後の上り口付近では1分差まで詰め寄ってきた。なんとか逃げ切りを図りたいI・パッラ(COF)が単独でアタック。追走できたのはヒンカピーただ一人。しかしヒンカピーも長旅の疲れが出たか力尽き、とうとう集団に吸収されてしまった。

結局、逃げを吸収しつくしたメイン集団は、リクイガスが完全にコントロール。このステージに賭けるディルーカの思いが伝わってくる。その思いを阻もうとピエポリが逃げに出た。続いてE・セラ(PAN)、A・シュレク(CSC)が飛び出すが、ピエポリのスピードには歯が立たない。ここで満を持して腰を上げたのはディルーカ。G・シモーニ(SDV)、R・リッコ(SDV)が続き、ポポビッチも食らいつく。

チームメイトの働きに報いたいと、顔をゆがめながら急勾配を上り続けるディルーカだったが、快走するスペシャリストの足を止めることはできず、ピエポリの優勝を許してしまった。ピエポリは昨年の2勝に続き、自身3度目となる区間優勝を力強いガッツポーズで締めた。

厳しいコースにゴール後、多くの選手たちがバイクに乗ったまま防御柵にしがみつく。昨日まで何とかマリア・ローザを守っていたピノッティも、ゴールするやいなやその場にへたり込んでしまうほどだった。この結果、ポイント賞を除く3賞が大幅に動き、いよいよ今大会は第二幕へと進み始めた。

 

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